2002年12月議会 答弁と再質問

教育委員会委員長(桑原一郎君)
お答えをさせていただきます。教育問題につきまして、(1)の学校の状況や子供たちの様子が一般町民にももっとわかるようにすべきではないか。開かれた学校づくりの推進は非常に重要なことでありますが、そのためには学校から情報提供をいただき、町民の皆さんからより学校を理解していただく必要があります。そして、保護者や地域住民のニーズを踏まえた学校運営をやっていくことが大切であると考えております。現在の取り組みといたしましては、各学校におきましてフリー参観を実施しております。これは、町民どなたからでも参加をいただきたいということで、大勢の皆さんから参加をいただいております。また、地域の方を招いての地域に学ぶ体験学習、学校だよりを嘱託員の皆様に配布をさせていただいております。それから、これはまだ全校でありませんけれども、伊米ケ崎小学校におきましてはインターネットにホームページを開設いたしまして、情報を外部に向かって発信をさせていただいております。それから、開かれた学校ということで、秋、11月には社会教育委員の皆様と、それから各学校の全先生方、私ども一緒になって、既にこの実績を上げております先進の学校の校長先生からおいでをいただきまして一堂に会しましてお話を伺い、また研究をいたしておりまして、あすへの取り組みに向かっておるところであります。
さて、事件の公開のことでありますが、これにつきましては被害者も加害者も未成年であります。プライバシーの問題があって公開ということには、やはり私どもと節度ある対応をしなければならないと思っております。しかしながら、事件発生後は直ちに関係者、それから保護者、PTAの皆さんに連格をいたしまして、保譲者会等を通じましていろいろ学校からは情報を提供していただき、再発防止に努めようということをいたしたわけであります。いずれにいたしましても、開かれた学校づくりというのは社会全体で子供を育てるという考え方であり、現在も各地においていろんな試みがなされております。私たち行政も住民とのパートナーシップが大切であると思い、今後さらなる推進を図っていきたいと思っております。
次に、少人数学級を推進する町教委の方針ということでありますが、新潟県では国に先駆けて本年度から小学校1、2年生の少人数学級、3年生から6年生の国語、算数、中学校では1、2年生の英語、数学で少人数学級を始めました。児童生徒からも先生からも肯定的な意見が聞かれ、一定の成果が見られますが、反面学級増に伴う教員配当が十分でなく、苦心をしているところもあります。小出町では、少人数学級運営の手助けとなる学習補助員やTT講師等による側面からの支援をするとともに、県に対しましてはこの教員の配当改善を強く求めていきたいと思っております。なお、教育長会議、あるいはまた教育委員長、それぞれ上部団体、県団体の組織を通じまして強力に陳情をし、お願いをしているところであります。
次に、図書館の問題であり
ますが、私の方からは(2)の現図書館でのパソコンの自由開放を直ちに実施してはどうかということについてお答えをさせていただきます。図書館にとっては情報提供は重要な使命であり、今後ますますIT化は進んでいくものと思っております。台数はともかく、平成14年度のできるだけ早い機会に配備をすべく検討いたしたいと思っております。しかしながら、図書館にこのコンピューターを配置してやるということになりますと問題が幾つかあるわけであります。まず第1点は、配置するスペースの問題、それから対応する職員の問題、さらにはフリーで利用していただくということになりますと使用規則の設定などこれから解決をしていかなければならない問題があるわけであります。以上、3点をお答えさせていただきました。

町長(高橋利勝君)
 それでは、お答えをいたします。まず、図書館の検討委員会の提言書を受けて具体的にどう進めるのかと、こういうことだと思いますが、まず現在いろいろ検討をいただいた検討委員会というのは、両町村で委員を委嘱をさせていただいて、合同して対応をいただいたということはご存じのとおりであります。その皆さんの方から提言書をいただきました。大変忙しい中考え方を出していただいた点については、両町村長で出席をさせていただいて受け取り、お礼を申し上げたということでありますし、これについては十分意に沿った対応ができるように努力をしていきたいということで話をさせていただきました。これについて考え方としては、前にも皆さんにも話をしてありますように、両町村で立ち上げ、そして運営をしていくということで対応していきたいという考え方に変わりありませんが、具体的な建設年度を先般申し上げたわけでありますが、現在それに向かって努力をしているということであります。しかし、町にとっては大きな事業の一つである特養の問題もあります。重なって対応というのが場合によっては難しい状況でありますので、それらの関係で多少年度が動くことも想定をされますが、特養を含めてこの図書館については対 応をしていきたいと、こう思っております。現在湯之谷村と
小出町は両町村で小出郷体育館・福祉センター組合を組織をして仕事をしているわけでありまして、一緒にやるという考え方からすると、この組合の中で事務処理をしていくということがいいのではないかということで、これによって進めようということで考え方を決めさせていただいております。現在県の方とも調整をしておりますが、2月の議会の中で規約の変更であるとか、予算について対応していきたいと、こう思っております。これは、14年度に向けては準備段階の、また現在小出町が図書館として一般会計で対応しておりますが、これを体福センターの方に入れて両町村の経費を出し合って対応していきたいと、こういうことで予定をしております。なお、先はど申し上げましたように、進めるための人的な面も含めてもう少し検討させていただきながら前向きに対応するということで今考えているところであります。
それから、次の佐梨川ダム関係の件でありますが、署名運動の関係で住民の会に町はどのように関与しているのか、こういうことでありますが、住民の会を組織するに当たりましてそれぞれ町村から委員を推薦をすると、こういうことでありました。これについて一緒の対応を依頼をされていたわけでありますが、なお町としては事業推進をするという事業体の一つとして決めてあるわけでありますので、そういう中でできる対応はするということで、委員の推薦の関係について依頼がありましたので、対応をいたしました。商工会長さん等の推薦がありましたので、それらを承諾を得てその方に推薦をするということで町も同意をしたと、こういうことであります。3名の方はいずれも民間の方であります。なお、6町村のうち町村の課長がメンバーに入っている町村も三つほどあるようでありますが、小出の場合は職員は入っておりません。それから、住民団体の運動を行政が全面的に肩がわりするのはいかなる根拠に基づくかと、こういうことでありますが、これは本会議の第1日日の中での佐藤議員の方からの質問でもお答えをしたとおりでありますが、この事業町も共同事業者の一つでありますので、そういう意味で推進をしてきたわけでありますから、現在もそういうことについては変わっていないわけでありますので、そういうことを考えれば、目的は一つでありますので、そういう点での対応をさせていただいたと、こういうことでありますし、これは住民にとっても地域にとっても非常に大きな事業であるわけでありますので、そういう点から考え、立ち上げていただいたものでありますので、町としても一定のところはできる協力をすると、こういうことでの対応であります。なお、変わった事業でそういうことがあったとき、町が推進している事業であればすべてそうやれるかと、こういうことですが、質問者がお答えを出していただいているように、すべてがそういう状況にはならないと。やはり事業をそれぞれ検討させていただきながら対応するということには変わりがありません。それから、署名用紙に事実と異なる記述があると、取り消しまたは訂正をと、こういうことでありますが、これについては読み上げていただいて話がありましたが、取水についてはいろいろ考えられることはあったわけでありますし、町の特別委員会の中でもそういう議論があったわけであります。佐梨川全体の流水ということがあるわけでありまして、水道水とか、それから克雪とか、そのはかにそういうことで河川の占用申請をするわけでありますので、いわゆる魚野川に下るまでの間の流量というのがあるわけであります。例えば水道水でも全体の量は決まっておりますので、それを下流でとるか、上流でとるかと、こういうことで、その辺の状況は場合によってはできる状況もありますので、そういう点を考えてのこういう記述なのではないかなと思っております。そういう点ですべてこれが間違っているということではないだろうと思っております。それから、お願いというところの関係でありますが、町としてはさっきも言いましたように、嘱託員会議の中で話を出させていただいて、特に皆さんの方から問題提起もなく対応をいただくということになりましたので、無理をしない状況の中でお願いをすると、こういうことでのお願いをさせていただいたと、こういうことでございますので、よろしくお願いをいたします。以上です。

住安孝夫の再質問

 まず、第1点の教育問題ですが、地域に開かれた学校にするためのいろんな取り組みをしていると、こういうお話がありましたが、それはもちろんそれなりのご努力で大事なことだと思うのですが、ではこの間の例えばあの事件について、新聞に出てからかなり話題になって、初めてわかったと。初めて知ったと。私どもも含めてそうなわけですが、ああいう形ではやっぱり私はまずいのではないかなと思うのです。後になってお聞きするところによれば、この金銭恐喝事件は9月の段階から中学校では保護者会などがそれに関して開かれるという状況であったと。ですから、PTAの皆さんはその時点からこういうことがあるという大体のことがわかっておられたのでしょうが、そうでない、私も含めてですが、中学生の子供などのいない一般住民というのは、全くそんなことは知らないままで釆たわけであります。もちろん議会にも、9月議会というのが9月から10月にかけて開かれたわけですが、そのときにも教育委員会からそういうような問題があるというようなお話は全くご報告はありませんでした。私は議会に聞かせてもらったかもらわぬかというようなことだけを問題にするつもりはありませんが、より大事なことは、先ほどから繰り返して言っているように、一般の地域の住民にももっとわかるようにすべきではないかということに中心があるのですが、議会も含めて全く情報は、教育委員長は先はどの答弁の中でプライバシーの問題があるのでというようなことにも触れられましたが、だれもどこの子がどうしたか教えてくれなんて、そういうことを言っているわけではないのです。固有名詞を伏せるなどということはこれ当たり前のことであって、そんなこと言っているわけではなくて、こういうような事例がやっぱり学校現場にあるのだということも含めて、もちろんそのことばかりではないわけですが、そういうことも含めて今の子供たちの状況や学校の状態などが知らされるのが非常に不十分ではないかと私やっぱり思うのですが、いや、今のでいいのだと、いろいろ知らせることもやっているし、学校だよりも出しているし、今で問題ないのだと、こういうご認識なのかどうか。私はそうではないのではないかと。やっぱりその点今の状態ではちょっとまずいのではないかと、こういうふうにご質問を言ったつもりでありますので、その点今のような状態、この事件の対処も含めてこういうことでいいかどうかということについて、もう一遍ひとつそこらあたりご見解を聞かせてもらいたいと思います。
それから、次の佐梨川ダムの署名の問題でありますが、私はさっきの質問の中で、嘱託員会議で話を出して了解をいただいて、異議もなかったのでということを理由にされるのはちょっと違うのではないかと。それはこの間の10日の日のご答弁と同じことをまた町長は今繰り返されたわけですが、そういうふうに嘱託員会議で了解を得たのだからという言い方をすれば、そうするとあの署名は要するに嘱託員が自分たちでやろうということで自主的にやったのだと。これは言い方悪いかもしれませんが、言うなれば嘱託員に責任をかぶせるような言い方になるのではないですか。私は嘱託員の責任を言っているのでは  なくて、町の責任を言っているのです、町の。町という地方公共団体がそういうようなやり方でいいのかどうか。私の口から言うまでもなく、行政というのは公平でなければならないわけです。公正でなければなりません。なぜかといえば、これは住民から税金をもらって、そして運営されている公的なものですから、一部のものだけに肩入れをしたりというようなことがあってはなりません。だから、町として一定の政策決定をして、そしてそれを推進すること、私はそれが悪いと言っているのではありません。小出町が佐梨川ダム事業に参加をするという決定、私はそれは反対です、そういうことをする権限がないとかなんとか言ういうつもりはありません。地方公共団体が一定の政策的選択をして、町としてこういうことをひとつ推進しようというようなことをやることが許されないなんてことはないわけです。それはいいのです。しかし、行政というものは住民に対しては公平でなければなりません。住民の中にはご承知のように、どっちかといえばそれは賛成の人もおるかもしれませんが、佐梨川ダムはちょっと疑問だという人だっているわけです。いろいろな人がいるわけです。それを推進しようというグループの方々だけをそういうふうに肩がわりしてやるというのは、これは町そのものがこの事を推進するということとは別のことであります。そのことのたてわけがないようではやっぱり行政としてちょっとうまくないのではないかと、こういうことを言っているわけですが、その点それでいいというお考えなのか、そこをひとつ聞かせてもらいたいと思います。以上。

教育委員会委員長(桑原一郎君)
お答えさせていただきます。今回の中学校の事件でありますが、これは事件が発生してから非常にある程度の期間がたちまして、そして私でいろんな、これも警察等、それから学校におきまして調査をいたし、全容が解明されて初めてすぐ新聞に出たということでありまして、いろんな話は少しずっはあるいは出ていたかもわかりませんですけれども、やはり全容が解明されて、そして加害者の方が逮捕があったということで、これ新聞に出て知ったのが大部分だと思います。翌日につきまして、決してこれを閉ざすということではなく、私どもあるいはまた学校といたしましては新聞記者会見を計画いたしました。そこでいろんな形で皆さんに情報を伝えたいと思ったわけでありますけれども、新聞記者はあらわれませんでした。もう当日のあの最初の新聞で、それで終わったというような伝え方ではないかと私どもは理解したわけでありますが、決してそういうことでその問題を後ろの方へ回したというようなことはなくて、出すべきものは出して、何よりもやはり再発防止と同時に加害者である少年たちの更生を願っているわけであります。そんなことで、今回の公開といいますか、情報につきましては私どもとしては一応最善の方法をとってきたというような認識を持っております。しかしながら、いろんなケースがこれからもあり得ると思います。さらに、今回のこういったことを一つの教訓としながら、どうしたら開かれた学校になれるか、節度ある情報の公開ができるかにつきましては研究をし、取り組んでいきたいと思っております。以上であります。

町 長(高橋利勝君)

 嘱託員会議、私は了解をしたと、こう言っていないと思うのですが、お願いをさせていただいて、特に何もなかったので、無理のない範囲で対応をいただくと、こういうことでお願いさせていただきました。私も別に嘱託員会議の皆さんに責任を転嫁するなんていう考えは全くありません。町の責任でお願いをしたわけでありますので、そういう点ではそういうふうに私は思っておりますが、さっきも言ったように町が推進している事業の中での同一的な考え方で対応をするという状況でありますので、そういう意味でこの事業については限って判断をさせていただいたと、こういうことでございます。町が実施をするもの、また仕事をしていく中では、公正、公平というのは私もそのとおりだと思っております。そういう考えで対応をしていきたいと思っております。それから、町が推進する事業だから事業に住民が考えが同じ、またその反対であってもイコールではないのではないかということでありますが、現状では全体、今後のことも考えて大事なことであるということでの判断でありますので、そういうことでさせていただいたと、こういうことであります。

住安孝夫再々質問

 教育委員長も町長も、改めるべきは改めるという姿勢がどうも足りないのではないかと私は思うのですが、それでもうでは時間がないので、一点だけ聞きますが、最初の答弁で町長は、あの署名の内容は基本的には間違っていないと、こう言われましたが、そうするとちょっと確認しておきますが、見直しもできるのだということが書いてあります。不都合があれば見直すこともできると。これ読む人は、ああ、そうか、では水道の問題でおれは心配しているのだが、見直すことができるというのなら、佐梨川ダムから水道水をとるのは、やめようと思えばやめられるのだなというふうに受け取るわけです。私はこの解釈は間違っていないと思いますが、そういうふうに受け取られるということになれば、これはそういうことできるのですか。いろいろ考えて見たらどうも佐梨川ダムが仮にできたと。だが、そこから水道水とるのはいろいろ考えてみたら、これはひとつ考え直そうというようなことで、小出町としてやめることができるのですか。そこをひとつはっきりしていただきたいと思います。それができるならこの署名が言っていることは本当だし、それができないのであれば署名が言っていることはうそだと、こういうことになるわけですが、その点どうなのですか。

町長(高橋利勝君) 

佐梨川から水道水をとるという点については、これはやめるというとはできない。協定をしてありますので、そのとおりに進めていくと、こういうことになります。