一般質問              2005.1.9

 日本共産党を代表して、星野市長に質問いたします。

 まず私は、町村合併によってこの魚沼市が成立するに至った経緯について、市長がどういう認識をお持ちであるかを伺いたいのであります。町村合併は、新しい自治体の誕生であると同時に、各々独自の歴史と伝統をもつ一つ一つの村や町が、歴史の彼方へ消えてゆくことも意味します。したがって、それを行うにあたっては、住民の意思と気持を慎重に確かめたうえで行われるべきは当然であります。今日では、市町村合併に際して住民投票によって住民の総意を問うことは、どこでも当たり前のようになってきております。北魚沼6か町村においても、議会や住民の中に、合併にあたってはその是非について住民の意思を投票によって確認したうえで行うべきであるとの声が当然のごとく存在しました。しかるに、あなたを含む6か町村の町村長たちは、この声を完全に無視したのみならず、全住民を対象とする意向調査、アンケート調査すら実施することなく、議会だけの多数決でこの合併を強行したのであります。

自治体の運営は住民本位でなければなりません。その点において、6か町村の合併の決め方には大いに問題があった、反省しなければならない、今後はその反省の上に立って市政運営にあたらなければならない、そういう認識をあなたはお持ちになっておられますか。明確にお答えいただきたい。もしも、「あの進め方で問題はなかった」というのがあなたのお考えであるとするならば、今議会におけるあなたの所信表明にあった「主役が市民である市政実現」というのは、まったく言葉だけのカラ文句でしかないと言わなければならないことになるのであります。

 私は、ただ単に過ぎてしまったことを引っ張り出してあれこれあげつらおうというのではありません。魚沼市の将来と市民の幸せを考えたとき、この問題が根本問題として重要であると信ずるからであります。

魚沼市が良いまちになるためには何が必要か。市民が幸せになるためには何が大切か。いろいろなことがあるでしょう。財政問題も重要です。自然環境も大事でしょう。市民のための施策の内容も重要問題です。しかし、最も根本的に大切なことは、住民の声が大切にされる市政であるかどうか、このことであると私は考えるのであります。住民の意見に真剣に耳を傾け、大多数の住民の声には従う、そういう政治姿勢の市長のもとでは、市民は幸せであります。そういう市長は良い市長であります。そういう市長のもとで魚沼市はよいまちとして発展するでありましょう。星野市長、あなたは他の5人の町村長たちと共にとり続けてきた住民無視の姿勢をこのさい転換して、良い市長への道を歩む意志はありませんか。

あなたは、選挙中、「魚沼党宣言」と題する文書の中で、こう述べておられます、「多くの住民の声を聞き、その意見を反映させる仕組みづくりが必要と考えられます」その仕組み、方策をどう具体化する方針ですか。お考えを示していただきたい。

 2番目の問題にうつります。子育て支援の問題であります。少子高齢化と一口に言われますけれども、老人が長生きするようになったことはまことに目出度く喜ばしいことでありますが、生まれてくる子供が少なくなるのは、これは由々しい問題であります。あらゆる手を尽くして少子化に歯止めをかけなければなりません。その意味で、子育て支援の取り組みには、地域の将来がかかっていると言っても過言ではないのであります。私は、いろいろある支援策のなかで、非常に必要度が高く、働く父母たちに望まれている施策のひとつに、病後児保育があると考えております。共働きの、特に核家族の家庭においては、保育園に行っている子が病気になったから迎えにこいという連絡をもらった時ほど困ることはありません。半日や一日なら仕方がない面もありますが、入院させるほどではないが保育園に登園させるにはまだ無理、というような状態が数日間続くということになると、本当にたいへんであります。この問題は、一方においては、職場での看護休暇取得を普及させるという課題にたつながりますが、同時に、体調が万全でない子供を短期的に預かってくれる病後児保育の施設があれば、非常に助かるわけであります。政府の新エンゼルプランには、平成16年度までに全国で500の市町村で病後児保育を実施するというのが目標だそうでありますから、目標が達成されたとしても全国的にみれば普及はまだ部分的であります。魚沼市においても今後取り組むべき課題だと思っておりましたところ、すでに旧堀之内町において先進的に実施されているとのことでありまして、私の認識不足でありましたが、今後実施箇所を増やすなど、充実、拡充の方向性をぜひ示していただきたいと思うのでありますが、市長の見解を伺います。

 この施設は、保育師、それに保健師または看護師の常駐が必要であるとともに、医師の診察が随時可能でなければなりません。従って、保育園に併設するか、病院、診療所等の医療機関に付属した施設とするか、あるいは単独の施設とするかなど、いろいろな選択肢があろうかと思うのでありますが、これまで実施してきた経験をふまえてこの点につてもお考えを示していただきたい。

 三番目の質問にうつります。雪の問題であります。雪対策は近年非常に進歩しました。昔とは比べものになりません。しかし、この地に住む住民にとって、雪の心配はもうなくなったのかといえばそうではありません。一人暮らしの高齢者にとっては、玄関前の雪を片づけて1メートルの距離の道を空けることさえも場合によれば一苦労であります。屋根融雪の設備をして雪下ろしから解放されても、そのかわりに経済的な負担がのしかかってきます。この魚沼の地に安心して住み続け、天寿を全うして生涯を終えていただくためには、今以上にきめ細かい徹底した雪対策が求められていると思うのであります。年をとったら雪ごったくの心配はいっさいしなくてもよい、そういう魚沼市にしようではありませんか。星野市長のお考えはいかがですか。それとも、「行政はそこまでしなくてもよいのではないか、雪の処理は住民それぞれの責任でやるのが原則だ」というお考えですか。どちらのお考えかお聞かせください。

私は、雪の降る量はどこにも負けないが雪対策でも全国どこの市町村にも負けない、そういう魚沼市になったらどんなにすばらしいことかと夢見ています。星野市長もその考えに同感してくださることを心から期待しております。

最後の問題にうつります。今回の大震災で魚沼市内の学校の体育館が軒並み被害を受け、地震から二か月半経った現在でも立ち入り禁止になっているところがいくつもあると聞いております。学校体育館はいろいろな災害の場合、避難所の役割を果たさなければならないことが少なくありません。にもかかわらず、周辺の一般民家にさほどの被害がないところでも、これほど多くの学校体育館が重大な被害をうけるというのは、どこに問題があるのですか。10年前の阪神淡路大震災のあと、耐震診断、耐震補強工事の必要性が叫ばれたにもかかわらず、それを充分に実施してこなかった行政の責任があるのではありませんか。どのように考えておられますか。

もう一つ。立ち入り禁止になっている体育館や校舎は、いまだに壊れた時のままで、復旧工事も応急対策も何も手がついていないところがあります。応急対策さえすれば、そこで卒業式をやることは不可能ではないと考えられるのですが、どうですか。3年間または6年間慣れ親しんだ校舎と体育館で卒業式をしてもらって卒業できるようにしてあげるよう最大限の努力をすべきではないかと思うのでありますが、いかがでしょうか。

以上で私の質問を終ります。